仕事の合間に家事、育児、介護、女性の社会進出が進んで主婦の仕事は以前よりも増えています。
主婦の仕事は忙しくなる一方で世帯の収入は上がらないまま、物価はどんどん上がっていき今では生活するだけでやっと、貯蓄や教育に回せるお金はほとんどない。
今の平均的な一般家庭では2馬力で働いたとしても決して裕福に暮らせるわけではありません。
さらにこの忙しい中に、副業までしないといけないとしたら・・・。
この記事を読むまで皆さんの頭の中には疑問と不信感がいっぱいでしょう。
どうやって経験が無いのにWebデザイナーになるのか、勉強する時間はどうするのか、仕事と家事の合間にどうやって働くのか、ホントに収入が得られるのか?
このページはそんな、皆さんの疑問に答えていくための記事です。
この記事では、「こうすればホームページが作れるようになります」という話ではなく、「こうすればWebデザイナーでお金を稼いでいくことができます」というお話です。
ピンチ!今、家庭の生活は厳しくなっている?
私たちのお財布事情は、年々悪化しているように思いませんか?
2019年に実施した厚生労働省の家計調査では、世帯当たりの平均所得金額は、平成8年から増えるどころかむしろ減少していることがわかります。
各種世帯の1世帯当たり平均所得金額の年次推移

勤労者世帯(世帯主が会社に勤めている世帯)の実収入の平均は月額52万9,956円で年収に直すと636万円となります。
思ったより高い印象がありますが、これはあくまで世帯収入なので夫婦共働きの場合は二人分の収入を合わせた額となります。
一方、私達の生活に影響がある物価についてはどうでしょうか?
総務省統計局が発表している消費者物価指数の推移を見てみると、毎年右肩上がりに上昇していることがわかります。

給料は増えずに、物価だけは上昇し続けた結果、共働きでも生活が苦しいと感じる世帯が増えています。
厚生労働省が実施している「国民生活基礎調査」で、生活が苦しいと回答した世帯は57.2%、児童がいる世帯ではさらに増えて62.1%が「生活が苦しい」と回答しています。
それでは、会社からの給与が増えない状況で生活を豊かにするにはどうすればいいでしょうか?
お金が入ってくる量を増やせない場合は、入ってくる手段を増やすしか方法はありません。
副業として在宅でできる仕事を探している主婦の方が増えている背景には、この日本の不景気が大いに影響をしています。

家事に育児に忙しいママでもできる仕事とは?
家事は完璧にこなそうとすれば、かなりの重労働です。
そこに更に育児が加われば、自分のために自由に使える時間はほとんどなくなってしまいます。
その忙しい中で、在宅ワークのためにまとまった時間を確保することはかなり困難です。
まとまった時間が確保できないと、できる仕事はかなり限られてしまいます。

とにかく時間を作らないと…
忙しい主婦業のスキマ時間でできる仕事として今「Webデザイナー」が注目されています。
副業の世界でもIT化が進んで、WebライティングやWebデザイナーなどのIT関連の仕事を選択する方が増えている状況ですが、特にWebデザイナーは、仕事をするのに特別な資格が必要なく、スキルが有れば性別や年齢に関係なく仕事をすることができるため、主婦層の人気も高まっているためです。
同じくITを利用した副業としては「Webライティング」や「動画編集」も人気ですが、中でもWebデザイナーは、経験を積めばプログラミングやWebマーケティングなどの関連の仕事に展開しやすく、人とは違ったスキルを習得すれば差別化も図りやすいため特におすすめの仕事です。
また企業がインターネット広告に使う広告費は毎年増えている状況なので、Webデザイナーは将来的にも安定した仕事と言えます。


\Webライターについてはこちらの記事をご覧ください/


未経験からWebデザイナーになった皆さん
Webデザイナーの働き方にはいろいろな選択肢がありますが、未経験から転職してフリーランス、インハウスのWebデザイナーという全く違う働き方をされている二人のtweetをご紹介します。
副業でWebデザイナーに取り組んでいる方は、働く時間が自由に調整できるフリーランスやWeb系会社でのパート、アルバイト勤務を選択される方が多いですが、転職して本業としてWebデザイナーを目指す方は、固定給である程度の収入が保障されている会社勤務(Web制作会社、インハウスデザイナーなど)を選択される方もいます。
Webデザイナーは在宅でできる仕事です。
Webデザイナーの仕事がいかに素晴らしくても、時間に制約がある主婦の方ができない仕事では意味がありません。
Webデザイナーとして仕事をしていくためには制作会社に入って社員として働いていくか、フリーランスとして自分で仕事を探して仕事をする必要があります。
主婦として働ける時間の制約がある中で、在宅でWebデザイナーの仕事を始める場合は、フリーランスとして自分のペースで仕事をしていく方が現実的です。
フリーランスとして仕事を受注する場合は、自分のベースに合わせて仕事のスケジューリングができるので、育児、介護などでまとまった勤務時間が取りにくい方でも、自分で働く時間を調整しながら仕事を進めていくことができます。
収入的には、デザイナーとしてどこかの企業に所属したり、専業としてWebデザインに取り組む人達にはかないませんが、今の世帯収入にプラスして、月に数万円稼ぎたいと考えている方には適している働き方です。
フリーランスで始めた場合、最初は思ったように稼げなかったとしても、将来的にスキルと経験が向上すれば高単価の仕事を受注するとも不可能ではありません。
将来、時間が取れるようになって、更に仕事をしたいと考えた時でも、Webデザイナーのスキルと実績があれば専業になったり、関連会社に就職するチャンスも生まれるかもしれません。


最初は誰でも初心者です
一言にホームページを作るといっても様々な工程があります。
クライアントにヒアリングをして要望を聞き取って、サイト設計をして、デザインをして、場合によってはJavaScriptなどでコーディングを行います。
サイトが出来上がってもクライアントの要望で修正をしたり、場合によってはサイトの保守を頼まれることもあるかもしれません。
フリーランスのWebデザイナーの働き方には教科書は無いので、自分ができる範囲で仕事をしながら自分にあった仕事のスタイルを決めていきます。
これらの作業は、まったく経験がない方が本やインターネットで調べながら始められるものではないので、今までWeb制作の経験がない方がWebデザイナーを目指す場合は、まずはスクールで学ぶことが最も近道になります。
主婦をしながら専門学校に通学して勉強することは、時間的にも費用的にもおすすめはできませんが、オンラインスクールであれば自由な時間に、比較的安価にスキルを習得することが可能です。
Webデザインのコースを持つスクールはたくさんありますが、卒業後にフリーランスとして仕事をはじめるまでをしっかりと指導をしてくれるスクールの数は多くはありません。
例えば、女性でも安心して学べる女性専用オンラインスクールSHElikes(シーライクス)では、Webデザイナーとしてフリーランスを目指す方のために「Webデザインコース」が設定されています。
Webデザインコースは全10レッスンで、受講の目安期間は2~3ヶ月です。
スクールで頑張れば、未経験の方でも3ヶ月でWebデザインの必要なスキルを身につけることは不可能ではありません。
\女性専用のオンラインスクールSHElikesはこちら/




また、オンラインスクール紹介ブログ「まなびどき」では、未経験者からWebデザイナーを目指す方のために、目的別のオンラインスクールのご紹介をしています。
Webデザイナーの技術を教えるオンラインスクールには、大手企業が経営するものから個人が経営するものまで数多くありますが、当サイトでは単なるWebサイトの作り方を教えるだけではなく、「働くためのスキル」を教えてくれるスクールを厳選してご紹介しています。
\あなたが希望するスクールがきっと見つかるオンラインスクールの紹介記事はこちら/


フリーランスのWebデザイナーとして活躍するために
Webデザインのスキルを学んでフリーランスとして活躍している先輩方はたくさんいます。
ですが、フリーランスとして自分で仕事を探して経営をしていくためには、Webデザインのスキル以外にも覚えることが山ほどあります。
いきなりフリーランスとして活動していくことが不安な方は、卒業後の仕事を支援してくれるスクールもあるので、不安を感じる場合は卒業後もサポートを継続してくれるスクールを選択することも検討してみてください。
フリーランスは、「個人事業主」です。
仕事や働く時間を自分の裁量で決定できますが、その代わり営業から事務処理まで全てを自分で行う必要があります。
案件を獲得できるかどうかは、個人のスキルと営業力にかかっています。
仕事が多すぎて手が回らないWebデザイナーもいれば、仕事がなかなか見つからなく収入がほとんどないWebデザイナーも珍しくありません。
本業として、生活費すべてをWebデザインの仕事で稼いでいくため、個人で全責任を持つフリーランスという働き方を選択するのには、かなりの覚悟が必要です。
一方、自由な時間で働く副業を探している方にとっては、Webデザイナーは、魅力的な選択肢です。
厚生労働省が公表している「在宅ワークの適正な実施のためのガイドライン」では、在宅ワークの平均的な月収は5万円以下が最も多いことを考えると、月5万円の収入を比較的自由な働き方で実現する方法としてWebデザイナーをはじめてみることは決して無理な計画ではありません。


Webデザイナーは稼げない?
転職サイトdoda の実施する年収調査結果ではWebデザイナーの平均年収は347万円です。
これはクリエイティブ職としては平均以下の年収となります。
技術の革新が続くWeb系のビジネスは売上が大きく変動することが多く、Web系の制作会社は所属のデザイナーに高額の給与を支払うことが難しい状況があります。
そのため、会社勤務のWebデザイナーは、プログラマーなどの他のクリエイティブ職と比較して、年収が低くなる傾向があります。
また、「Wix」などのホームページ作成ツールやWordPressなどのCMSの登場により、サイト制作やページ更新が誰にでも行えるようになったためインハウスのデザイナーを雇用しない会社も増えています。
ただし、これらは基本的に会社勤務のWebデザイナーの問題です。
フリーのデザイナーとして、自分で仕事を探していく場合は会社の給与水準に影響を受けませんし、安価であれば自社でサイトを作らなくてもデザイナーに依頼したい企業は少なくありません。
ただし、フリーランスとしてWebデザイナーを仕事にしていくためには、同業者との仕事の取り合いとなるため競合との差別化を図っていく必要があります。


Webデザイナーが稼げる理由
フリーランスのWebデザイナーは、固定給がないため収入が安定しないデメリットがある反面、働いただけ自分の収入が増えるメリットがあります。
また、企業とは異なり固定費が安く、安価でWeb制作を請け負うことができるため案件を獲得しやすい特徴もあります。
その一方、フリーランスのデザイナーの数はかなり多くレッドオーシャン状態です。
他のデザイナーと比較して自分が「より優れたスキル」を持っていて単価以上の成果を残せることを証明できないと条件の良い案件は獲得できません。
よく、「コードが書けなくてもいいか?」などの質問をされる方が多いですが、フリーランスのWebデザイナーの場合は働き方に正解はありません。
コードを書けなくても他のデザイナーと「このスキルで差別化を図れる」という特徴があればやっていけるでしょうし、他に優れたスキルがない方がコレとコレは私ではできませんと仕事を選んでいくことは現実的ではありません。
これからフリーランスで活躍していくことを考えている皆様は、まずは一般的なWebデザイナーに要求されるスキルを系統的に学んで仕事の選択肢を広げることをおすすめします。
そのためには、部分的に参考書や動画で独学をしていくよりも、オンラインスクールで専門家の指導のもとカリキュラムに沿った学習を行う方が近道となります。
\未経験者でも大丈夫、おすすめオンラインスクールのご紹介はこちら/
Webデザイナーとなるために必要なものは
Webデザインをするために必要となるPCは
Webデザイナーの仕事は、PCを使った作業がほとんどです。
作業効率を高めるためには、ある程度性能の高いPCを準備する必要があります。
WebデザイナーのPC紹介で、「必ずMACじゃないとダメ!」、「最新機種じゃないとダメ」などの極端な意見を言う方がいらっしゃいますが、Windowsでも、ミドルエンドPCでもWebデザイナーの作業は可能です。
お金に余裕があれば、最新のMacBook Proを購入すればデザインに関する作業は何でも快適に行なえますが、20万円以上の出費が必要となってしまいます。
重要なことは、Webデザインで使用するソフトウエアやツール類が使用できる性能があるかどうかです。
Webデザインで頻繁に使用されているAdobe PhotoshopやIllustratorなどのソフトが快適に動作するならMacにこだわる必要も、最新機種にこだわる必要もありません。
(Adobe Photoshopを使用するときの推奨システム構成はこちら)
PCに詳しくない方が、いきなりどのパソコンを使えば良いか判断するのは難しいかもしれません。
もし自宅にPCがあれば、とりあえずそのPCでWebデザインの勉強をはじめてみればよいですし、スクールに通う予定でしたらスクールのサイトや無料相談でWebデザインを初めるために必要なPCスペックのスペックについて相談に乗ってもらっても良いかもしれません。


他の人の意見を参考にする場合は、特にPC導入費用について注意しておく必要があります。
PCの性能が良ければ良いほどWeb制作は快適に行なえますが、初期投資額を回収できなければ意味がありません。
特にフリーランス出始めたばかりのときは収入も安定しないため、そのPC購入費用を何ヶ月で回収できるのかシミュレートしておく必要があります。
よくデザイナーに進められるMacBookProの場合は、最小構成でも価格は約15万円です。
メモリーやストレージ容量を増やせばあっという間に20万円を超えてしまいます。
フリーランスでWebデザイナーをしていくためには、他にもソフトウエアの使用料などの経費や税金の支払いも必要です。
副業で月5万円の収入を得たとしても、半年以上は赤字運営となってしまう場合もあります。
コスト計算については、ぜひシビアな主婦の目で判断するようにしてください。
Webデザイナーが使うソフトは?
Webデザイナーが使うソフトとして一般的なのは、Adobe Photoshop、Adobe illustrator、Adobe Dreamweaverの3つです。
Adobe Photoshop | 画像加工 | 写真の切り抜き、色の調整、複数画像の合成など |
Adobe illustrator | グラフィックデザイン | ロゴの作成、Webパーツ(アイコンやイラストパーツ)を作成 |
Adobe Dreamweaver | webデザイン | ホームページのデザイン |
他にも、FTPソフト、テキストエディタなどのツールも使用します。
また、Webデザインは自由度が高い作業のため、Adobe製品ではなく全く別のソフトウエアを使用しているデザイナーもいらっしゃいます。
さきほどのPCの必要性能でご説明したとおり、Webデザインの仕事をしたり、スクールでデザインの勉強をする場合には、Adobe製品が快適に動作する環境が必要となります。
また、PhotoshopやIllustratorなどのソフトは、サブスクリプション契約で使用することになりますが、プロが使用するツールのため金額はかなり高めとなります。
これらのAdobe製品をまとめて使用できるAdobe Creative Cloudというサービスもありますが、月の利用料が6,248円と非常に高いので、学割を利用して契約するなど工夫されることをおすすめします。
\Adobe Creative Cloudのお得な利用方法はこちら/
最初はお試しから!スクール選びは慎重に
どのスクールを選んだとしても受講料はある程度高額になります。
びっくりするほど安いオンラインスクールも中にはありますが、カリキュラムが講義動画の視聴だけであったり、基礎的なWebサイトの作り方の説明で終わってしまうなど、卒業後にすぐにフリーランスとして活躍するには不十分な内容のスクールがほとんどです。
副業としてWebデザイナーを検討している方は、なるべく短期間で効率良くスキルを身につけたいと考えていらっしゃると思います。
スクールによって、カリキュラムの組み方はまちまちなので、どのスクールを選ぶ場合でも、必ず最初に無料体験に申し込んで事前のリサーチを十分行った上で契約をするようにしてください。
もし時間があるようでしたら、さらに複数のスクールで無料体験を試して、比較して選ぶことをおすすめします。
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