これをご覧の皆さんは簿記の資格を取得したいと考えている方がほとんどだと思います。
令和の時代になって会計が電子化されても「簿記」の重要性は変わっていません。
大学生は、「就活のために簿記ぐらいとっておいた方がいい」とすすめられ、サラリーマンになっても会社や上司から「会計を理解するために簿記ぐらいとった方がいい」と言われることもしばしば。
どこに行っても「私は、企業の経済活動の基本を理解しています」ということを証明するのにもっとも効果的なのは簿記資格であることはかわりません。
ならば、次に考えるのは簿記資格をいかに勉強感を出さずに、お手軽、お得に取得するか?
特に受験者が最も多い「日商簿記3級」試験は、合格までに必要な勉強時間の目安は約100時間。
100時間ずっと机に向かい続けるのはたいへんでも、スマホを使って空いた時間に勉強をしていけばどんなに忙しい方でも合格できる試験です。
この記事では、日商簿記3級試験の受験がスマホを使ってお手軽に勉強をする方法について記載しています。
◎スマホ学習プランを設定しているスクールはこちら
スクール名 | 受講費用 | サブスクプラン | 運営会社 |
---|---|---|---|
オンスク.JP | ウケホーダイスタンダード 月額1,628円 資格別プラン 4,378円 | あり | 株式会社オンラインスクール |
スタディング | 簿記3級合格コース 3,850円 | なし | KIYOラーニング株式会社 |
資格の学校TAC | 3級合格モバイルコース 15,000円 (テキストありは19,000円) | なし | TAC株式会社 |

それぞれのスクールの特徴については後で詳しく説明します
簿記の資格が令和でも重要視されている理由は?
「簿記」とは「帳簿記入」の略語で、日々の取引(企業の財産増減を伴う営業活動)をわかりやすく記録するためのものです。
自分の会社が他社と比較してどうなのか評価しやすくするために、企業が同じルールで帳簿を記録し、最終的に「決算書」を作成します。
この決算書を公開することで、その会社が儲かったのか、損したのかをみんなが評価できるようになっています。
昔は、事務の担当者が帳簿を手書きで管理していましたが、今では会社の会計担当者は専用の会計ソフトを使って会計管理を行っています。
そのため、「電子会計だから簿記は必要ない!」とか「借方、貸方なんて知識は会計担当者だけあれば良い」などの誤解が生じています。
令和を活きる私達にとって、簿記の知識が必要な理由は帳簿をつけるためではありません。
企業の会計が簿記のルールに沿って整理されているため、簿記の知識を使って会社の経営を分析したり、これからどうやって経営を改善していけば良いのか計画を立てるために必要なのです。
そのため、多くの企業が従業員に対して簿記の資格取得を勧めているわけです。


資格を取得する理由は人それぞれ
日商簿記3級簿記試験に合格したから就活や転職で有利になることはほとんどありません。
簿記3級の受験者は毎年約30万人、平均の合格率は40~50%程度です。
日商簿記3級試験には年間10万人以上が合格しています。
データから分かるように簿記3級試験を他の就活生や転職者との差別化のために使うことは現実的ではありません。
簿記の資格を取得したいと考える理由は人それぞれです。
会社で取得を奨励された場合もあるでしょうし、経理担当になった人が知識を得るために簿記の勉強をすることもあります。
簿記3級試験で勉強する範囲は、基本的な会計用語の理解や決算書の見方など社会人なら身につけておいても損はない知識ばかりです。
また、「企業会計について一般的な知識を持っている」ことを証明するためには簿記試験に合格することがもっとも分かりやすい方法です。
皆さんが資格取得を思い立った理由はいろいろあるかもしれませんが、、簿記の勉強をすることでデメリットはありませんので、取得を考えたこの機会を逃さずにチャレンジすることをおすすめします。


簿記資格の種類と取得までに必要な時間
簿記試験には、日商簿記試験の他に、主に商業高校の学生を対象にした全商簿記、主に経理専門学校の学生を対象にした全経簿記の3種類があります。
ここでは、一般的に広く認識されている日本商工会議所主催の日商簿記試験についてご説明します。
日商簿記試験には、簿記初級、原価計算初級、3級、2級、1級の5区分の試験があります。
中でも、簿記3級試験については商業簿記と会計学の基礎を習得できる試験として、幅広い業種、職種の方が受験しています。
◎日商簿記試験の級別の試験内容
級 | 合格率 | 検定料(税込) | 試験内容 |
---|---|---|---|
1級 | 約10% | 7,850円 | 専門的な商業簿記、工業簿記の知識、企業会計の法令など |
2級 | 約20% | 4,720円 | 商業簿記、工業簿記、原価計算など |
3級 | 約40% | 2,850円 | 商業簿記の基本 |
簿記初級 | 約50% | 2,200円 | 簿記の基本用語や企業の日常業務における複式簿記の仕組み |
原価計算初級 | 約90% | 2,200円 | 原価計算の基本的な考え方 |
2021年では、簿記3級試験に18万6千人が受験し、6万7千人が合格しています。
受験者数が多いこともあって、毎年3回の試験が全国各地で実施されています。
試験勉強に要する時間は人によってまちまちですが、簿記試験合格までに必要な勉強時間の目安はそれぞれ次のとおりです。
級 | 勉強時間(スクール利用) | 勉強時間(独学) |
---|---|---|
1級 | 500~600時間(6~12ヶ月) | 500~700時間 |
2級 | 200~250時間(4~8ヶ月) | 250~350時間 |
3級 | 80~100時間(1~2ヶ月) | 120~140時間 |


\短期間で資格取得をするならモバイル学習がオススメ/
なんでスマホ学習を勧めるの?
忙しい社会人に取って、スキルアップの為とはいえ勉強の時間を確保することは簡単ではありません。
残業があるかもしれませんし、休日出勤があるかもしれません。
小さいお子さんがいる方なら、家で落ち着いて勉強する時間はほとんどないでしょう。
社会人が資格の勉強をするために最も重要になるのが、「効率的な学習をする」ということです。
あなたの生活に勉強する時間はありますか?
簿記の勉強がいくら役に立つと言っても資格試験のために使える時間には限りがあります。
働きながら試験に挑戦するならなおさらです。
自分の生活について考えてみてください。
仕事や家族との時間に影響を与えないように時間が取れるでしょうか?
会社員の平均的なタイムスケジュール


残業が全く無い職場で働いていたとしても、社会人が自由に使える時間はせいぜい2時間程度、それをすべて簿記の勉強に割り当てたとしても、100時間の勉強時間を確保するのに50日間必要になります。
これが、残業が常態化している職場ならどうでしょうか?
私も年に残業が500時間を超える職場で働いていた経験がありますが、毎日3時間を超える残業をしてから、帰宅後に2時間の勉強をする余裕なんて絶対にありません。
仮に残業がなかったとしても、自由に使える時間をすべて簿記の勉強に使うことは現実的ではありません。
(「私はできる!」という方は、すぐにでも独学で簿記の勉強に取り掛かることをおすすめします。)
忙しい社会人が勉強時間を捻出するためには?
机に向かって、テキストとノートを広げ「さあ、勉強しよう!」という時間はなかなか確保できないというお話をしました。
よく社会人で問題になる「スキルアップのために勉強の時間を取ろうと考えていても実現できない」現象は、何もその人が怠け者だからそうなっているわけではありません。
普通の人は、24時間努力だけして生きていくことはできません。
スキルアップを考えている方のほとんどは今まさに会社の即戦力としてバリバリ仕事をしている方でしょう。
その状態で資格取得とか、リカレント教育を実現することが難しいのは当たり前だと思いませんか?


そこで、社会人のスキルアップのための学びを支援している当サイト「まなびどき」が勧めるのが、スキマ時間を使った学習方法です。
これまでも忙しい社会人や主婦の自己啓発のための時間を確保するためにスキマ時間、スキマ時間と言われてきましたが、そのスキマ時間を有効に使うための手段が不十分でした。
例えば簿記のような資格試験の勉強をするためには、これまでの学習方法では常に勉強道具を持ち歩く必要がありました。
通勤時間ぐらいならそれもできますが、スキマ時間は、風呂や職場の昼休み、就寝前のベッドの中など日常生活の至るところに存在します。
そのスキマ時間を有効に使うために、二宮金次郎のように常に勉強道具を持ち歩き、所構わずノートを広げることはかなり大変な作業であることは間違いありません。
そのため、スキマ時間をスキルアップのために十分に活かしきれていない人が多かったのではないかと思います。
ところが、スマホの登場により資格の勉強方法も大きな変革がありました。
24時間常にスマホを身近に置いておくことが当たり前になった今、スマホは最強の勉強道具になろうとしています。
通勤、昼休み、風呂、就寝前など生活のどのタイミングでも勉強道具を持ち歩いているのと同じことです。
スマホの登場により、ようやく私たちはスキマ時間をスキルアップのために効率よく利用する準備が整ったわけです。
\忙しい時こそスマホで効率的に学習しましょう/
簿記に時間をかけたくない人ほどスマホ学習をおすすめしたい
先程、平均的な社会人のスケジュールについて円グラフを掲載しましたが、あの円グラフ、実はスキマ時間の説明用としては間違っています。
スキマ時間は、一時間単位ではなく、数分単位で発生しているためです。
ですから、朝食の1時間でも昼食の1時間でも風呂家事の2時間でもどこでもスキマ時間は発生しています。
「そんな細切れの時間じゃ勉強に集中できないよ」とお考えの方、あなたが食事後にスマホでやっているゲームやTwitterは集中していないんでしょうか?
実際、細切れの時間でも有効に活用できることは多数の著作がある習慣化コンサルタントの古川武士氏も提唱しています。
その時間を簿記の勉強に有効に利用できれば、勉強時間の確保だけではなく、毎日の自由時間をすべて勉強に費やす必要もなくなりますよ。


今回ご紹介するスマホに最適化されたオンラインスクールでは、細切れの時間をうまく利用できるように講座の内容が細かく区分されています。
通常のスクールの講座は60~90分で区切られているものが多いですが、スマホに特化したオンライン講座では、講座動画を5~15分の短い時間で区切ってスキマ時間を利用した学習ができるように工夫されています。
「スクールは高い!」は完全な誤解です
「オンラインスクールの受講料は高い!」というイメージは過去のものになろうとしています。
価格破壊の波はスクールの受講料にも及んでいて、例えば今回ご紹介しているオンスク.JPでは、もっとも安いサブスクプランが、月額1,078円(税込み、ウケホーダイ-ライト)で利用できます。
日商簿記3級試験のテキストと問題集を本や購入する場合でも、2,000円程度はかかりますからこれは驚異的な安さです。
簿記試験の講座では定評のある資格の学校TACの3級合格モバイルコースでも、15,000円で受講できます。
日商簿記3級試験は受講者が多い人気コースであるため、どのオンラインスクールでも受講料はリーズナブルに設定されているようです。



勉強の効率を考えれば受講料を払うだけの価値はありますよ
\お得なスクールをお探しなら/
簿記の学習はインプットとアウトプットを意識してすすめましょう
簿記の学習では、テキストや講義動画を使ったインプット学習と、過去問・予想問題を解いていくアウトプット学習を意識して実施する必要があります。
人間の記憶力は不安定なので、一日経過すると記憶した内容の67%を忘れてしまうと言われています。
インプット学習で、記憶した内容も定着せずにすぐに失われてしまうので、短いスパンでインプットした内容についてアウトプット学習で定着させていく必要があります。
どのオンラインスクールでも、問題演習をスマホを使ってできるようにいろいろな工夫がされていますが、例えばスタディングでは、講義動画でインプットした内容を「スマート問題集」を使ってすぐに確認できる工夫がされています。
\スタンディングの無料講座を試してみた記事についてはこちら/
簿記の勉強をスマホだけで完結できるスクールはこちら
「スマホでも動画講義を受講できる」オンラインスクールはいろいろありますが、すべての学習をスマホで完結できるように工夫されているオンラインスクールはほとんどありません。
ここでは、「スマホでも」ではなく「スマホだけ」で簿記の学習ができるスクールをご紹介しています。
オンスク.JP
受講料 | ウケホーダイ-ライト 毎月1,078円![]() ![]() 資格別プラン(3ヶ月パック)4,378円 ※すべて税込み価格 |
講座内容 | ライト ・講義動画、問題演習 スタンダード ・ライトに加え、復習、特別問題、ダウンロード機能等が追加 |
学習サポート | ユーザー同士の学習相談掲示板あり |
オンスク.JPは、定額料金で50以上の講座を受講できるモバイル端末に特化したオンラインスクールです。
「①講義動画視聴⇒②問題演習」の流れを繰り返すことで、資格取得やスキルアップのための勉強を進めて行きます。
スタンダードコースなら、講義音声や動画スライドのダウンロードができるので、オフラインの環境でも勉強可能です。
簿記関連の講座としては、他にも「誰でも簡単!財務諸表の読み方講座」などがあるので合わせて受講すれば分かりづらい財務諸表関連の知識について補強することができます。


\オンスク.JPについて詳しく知りたい時はこちら/
STUDYING(スタディング)
スタンディングの学習は、①インプット学習⇒②スマート問題集⇒③セレクト過去問集の手順で進めていきます。
この勉強方法は、スタンディングが長年、短期合格者がどのように学習しているかを研究し作り上げた「スタディングメソッド」に基づいて設計されています。
スタディングメソッドでは、短期間で集中的に学習を繰り返し、得点に結びつくことから勉強する学習方法です。


スタディングでは、途中で勉強をやめずに分からないことを飛ばして最後まで完走すれば合格する可能性が高くなることに注目し、合格するためにはどの分野のどの学習が足りないかを分析し、受講生一人ひとりの学習スケジュールを作成するAI学習プラン機能で短期間での効率的な学習を実現しています。


\スタディングについて詳しく知りたい方はこちら/
資格の学校TAC 3級合格モバイルコース
受講料 | 3級合格モバイルコース(テキストなし) 15,000円(税込み) 3級合格モバイルコース(テキストあり) 19,000円(税込み) ※簿記検定講座は入学金免除 |
講座内容 | ・3級モバイル講義 ・3級解法テクニック講義 ・ネット試験模擬プログラム |
学習サポート | 質問電話・質問メール(10回) |
一回10分に区切られたモバイル講義でインプット学習を進め、アウトプット学習としては、解法テクニック講義で実際に問題を解きながらトレーニングをしていきます。
価格は若干お高めですが、簿記試験対策としてTACの講座は評価が高く、サポート体制も万全なので安心して学習したい方にはおすすめの講座です。
それぞれのスクールの評判・口コミは?
オンスク.JPについては、やはりサブスクをうまく利用したご意見が多数あるようです。
定額料金で、簿記の他、宅建や行政書士まで勉強することができるのでそれらの勉強の入り口を探している方には最適なスクールです。
(難易度が高い資格試験の場合は、スマホ学習は自宅学習の復習など補助的に利用することをおすすめします)
\資格の勉強をサブスクで学べるオンスク.JPはこちら/
スタディングには、税理士講座や簿記1級講座などの難関試験の対策講座もあるため、簿記3級と2級のセット受験や、税理士受験のための簿記1級試験対策などで、利用される受講者が多いようです。
スタンディングへのTweetでは、「受講料の安さ」と、「学習効率の良さ」についてのコメントが多い状況です。
また、簿記3級試験合格後は、スタンディングで簿記2級や簿記1級対策もできるので簿記についてより理解を深めでいきたい方は、スタンディングがオススメです。
\難関試験対策もモバイルでできる/
TACの3級合格モバイルコースは、新設のコースでユーザーの意見まだ出ていない状況ですが、TACの簿記3級WEB講座についてはかなりの好評があるようです。
独学者からもTACのテキストはわかりやすいとの意見が多数あるようなので、やはり長く続いている資格予備校の経験がうまく講座に反映されているようです。
スマホだけで大丈夫!日商簿記3級試験にチャレンジしましょう
日商簿記3級試験の対策は、企業会計の基礎を勉強することと同じことです。
皆さんが簿記試験を受験する理由はさまざまだと思いますが、企業会計の基礎を理解していることは学生、会社員、自営業を問わずすべての人にメリットがあります。
ここまで御覧頂いた方は、きっと簿記試験に興味がある方だと思います。
勉強アレルギーの方でも、モバイルをうまく利用すれば勉強感を出さずにすんなり勉強できるかもしれません。
ぜひこの機会に、簿記試験の受験について前向きに考えてみてください。


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