40歳を超えて未経験のことに挑戦するのはハードルが高く、リスクも伴います。
しかし、不可能ではありません。
自分がよく知っている仕事だけではなく、今発展中の新しい分野の仕事でスキルを高め収入を得ていくことは、今現在の収入が増えるだけではなく、将来的な生活の安定にも繋がります。
ここでは、近年急速に需要が拡大している動画編集の仕事に、40歳以上の未経験者が副業として取り組んでいくために必要な事と最短で動画編集スキルを習得する方法についてご紹介しています。
なぜ、40代未経験の方に動画編集がおすすめなのか?
サラリーマンの年収は増加していない
副業を始めようと考えている40代の方の多くは、会社勤めをしていて、給与所得で生活をしているはずです。
では、日本のサラリーマンの年収についてはどうなっているでしょうか?
国税庁は、毎年「民間給与実態統計調査」を発表しています。
2020年の日本の労働者の平均給与は433万円(男性532万円、女性293万円)で、1997年のピーク時(467万円)に比べてなんと30万円以上減少しています。
民間企業平均給与所得の推移
集計年 | 平均給与所得 | 男性給与所得 | 女性給与所得 |
---|---|---|---|
1997年 | 4,673千円 | 5,770千円 | 2,789千円 |
2018年 | 4,407千円 | 5,450千円 | 2,931千円 |
2019年 | 4,364千円 | 5,397千円 | 2,955千円 |
2020年 | 4,331千円 | 5,322千円 | 2,926千円 |
この事から、私達の給与水準は20年以上も上がっていない事がわかります。
果たして、今後の日本でこれからただ働いていれば年収が増加してくでしょうか?
その不安に対する解決策の一つが、一つの企業に依存しない働き方「副業」です。
収入源は複数確保したい
安定した収入を将来に渡って確保していくために、サラリーマンとして一つの会社に頼り切って仕事をしていく考え方が見直され始めています。
どんな大企業に努めていても、倒産やいきなりの解雇などのリスクは完全には防げません。
今あなたが就いている仕事についても、将来に渡り確保できる保証はありません。
例えば、携帯電話が急速に普及したのは、1993年からで、それまでは固定電話が主流でした。
みなさんが子供だったときに固定電話が衰退する未来を予想できたでしょうか?
経済に関する未来予測は専門家でも困難です。
今は収入が安定している産業でも、10年、20年先はわかりません。
複数の収入源を確保することは、リスク管理において重要なことです。

今後も需要が増加する仕事がしたい
2021年のインターネット広告費は、2兆1,571億円(前年比122.8%)と大きく成長しています。
日本の総広告費は、コロナ禍の影響で大きく落ち込みましたが、社会のデジタル化の影響でインターネット広告は急成長しました。
インターネット広告費の増大と、動画編集の仕事には密接な関係があります。
企業がyoutubeなどの動画共有サイトに積極的に広告を出すようになると、動画共有サイトに動画を公開する需要が増加します。
Youtuberなどは代表的な例ですが、一般の企業や教育機関、行政なども動画共有サイトに公開する動画を作成するようになります。
また、一般の方がブライダルなどで使う動画も年々高度なものが使われるようになっているので、個人からの仕事の依頼も増えている状況です。
動画編集の需要は拡大し続けているため、動画編集者の数はまだまだ足りない状況です。

動画編集スキルは習得までに時間がかからない
誰でもすぐに就ける仕事は労働単価は安くなります。
また、自分がいなくても替わりの労働者がすぐ見つかる職種だと、労働条件はなかなか改善しません。
動画編集は、基本的な知識を習得するまでに必要な時間は短いですが、人によってスキルや経験がまちまちで、努力することで他の編集者との差別化も図りやすい仕事です。
動画編集者になる為には必要となる資格もありません。
基本的なスキルの習得もスクールに通えば2~3ヶ月で実現できます。
基本的なスキルだけで高収入を得ることはできませんが、アルバイト程度に数万円から初めて徐々にスキルを向上させていけば将来的に高収入を得ることも不可能ではありません。

経験を積めば高収入もねらえるね
動画編集を初めるのに年齢は関係ない!?
動画編集は、始めやすく、需要が高い仕事です。
簡単な仕事からステップアップしてスキルを高めていけば、どんな方でも動画編集で収入を得ることができます。
動画編集を初めるために必要となるスキルとしては、動画編集ソフトの取扱の知識(AdobePremiereProなど)と動画編集の基本的な技術(カット、テロップ作成など)だけです。
高単価な仕事を受注するには、高度な編集スキルが必要となりますが、動画編集者が必要とされる作業には、字幕を入れたり、不要部分をカットしたりの地道な作業も多くあるので、そういった仕事からステップアップしていけば、動画編集で収入を得ることは決して難しいことではありません。
ただし、どんな副業をはじめる場合でも同じことですが、40代から新しいことに取り組む場合は効率よくスキルの習得をしていく必要があります。


動画編集とはこんなお仕事です
副業で動画編集を考えている方は、本業や家事をしていない空いている時間を有効に使って働きたい方が多いと思います。
動画編集を仕事にする場合は、映像制作会社などに所属し働く場合と、フリーランスとして自分で仕事を見つけて働いていく方法がありますが、副業として時間にとらわれずに働きたい場合は、フリーランスとして自分で仕事を受注していく働き方が一般的です。
フリーランスとして仕事を続けていくためには、自分自身で学習して動画編集に必要な基本的な技術を身に着けている必要があります。
\動画編集者に求められるスキル/
- 動画編集ソフトの操作に習熟している
- 動画のカットが行える
- 画像、効果音、BGMの挿入ができる
- 字幕(テロップ)が挿入できる
- 動画の色調補正ができる
- サムネイルが作成できる
これらの動画編集に必要なスキルについては、Youtubeや本で情報を集めて独学でも学ぶことは可能ですが、技術習得にかかる時間を考えるとスクールに通うことをおすすめします。


\動画編集を行うために必要となるもの/
パソコンと動画編集ソフトがあれば動画編集の仕事を初めることができます。
・パソコン
動画編集ソフトを快適に利用するには相応のスペックのPCが必要となります。
使う予定の動画編集ソフトの「推奨スペック」を参考に、メモリ容量、CPU性能、ストレージサイズ、モニター解像度などを検討して準備してください。
Adobe Premiere Proの推奨システム構成
OS | 推奨スペック |
---|---|
Windows | CPU:Quick Sync 搭載の Intel® 第 7 世代以降の CPU または AMD Ryzen™ 3000 シリーズ OS:Windows10(64ビット)以降 メモリ:16GB以上 GPU:4GB以上のGPUメモリ ディスプレイ:1920×1080以上 |
MacOS | CPU:Intel® 第 7 世代以降の CPU または Apple シリコン M1 以降 OS:macOS v10.15(Catalina)以降 メモリ:16GB以上 GPU:16 GB の統合メモリ(Appleシリコン)、intel:4GM以上のメモリ ディスプレイ:1920×1080以上 |
・動画編集ソフト
動画編集ソフトには、無料ののものから高額のものまで様々なものがありますが、プロの編集者で使用者が圧倒的に多いソフトが、Adobe Premiere Pro(Windows、Mac)、Final Cut Pro(Mac)になります。
\Adobe Premiere Proをお得に手に入れるための記事のご紹介/
実際に40歳で動画編集を始めた方について
動画編集を40代からはじめて収入を公開しているYoutuberの方がいるのでご紹介させていただきます。
「ダイスケの動画編集で生きていく(?)【40代フリーランサー】」チャンネルのダイスケさんは、43歳で会社を退職し、動画編集で収益を得ています。
特に「動画編集の仕事をはじめてからどれぐらいで収益が上がっていくか」の情報は、これから動画編集を初める方にとって、とても参考になると思います。
最短で収益を出す!副業のための動画編集の学び方
今まで経験のなかった仕事で収益を出すことはかんたんなことではありません。
特にフリーランスとして自分で仕事を受注して仕事がしたい場合は、先行して動画編集者として成功しているプロから技術を教えてもらうことが最も近道になります。
どんな仕事でも同じですが、どんなに知識があったとしても、お金を稼ぐ過程では、分からないポイントがあったり、失敗をすることがあります。
そういった予想外の事故を防ぐためにも受講生へのサポート体制がしっかりした動画編集スクールで学ぶことは決して無駄にはなりません。
下の関連記事では、以下のポイントに絞って動画編集のためのオンラインスクールを厳選して紹介しています。
- 仕事の受注の仕方から、編集して納品するまでの副業としての動画編集の全工程を指導してくれている事
- サポートに力を入れており、編集で困ったことについて相談できる体制が整っていること
- 受講料が適切で、投資した金額を副業で回収していけること
\これから動画編集を始めたい方におすすめなスクールはこちら/


まずはポートフォリオの作成から
フリーランスとして仕事を受注していくための第一歩としてまずはポートフォリオを作成してみることをおすすめします。
ポートフォリオとは、自分の仕事の実績を紹介する動画になります。
フリーランサーの場合は自分が持っているスキルや経験をクライアントに正確に伝える必要があります。
「自分は動画編集ができます!」と口で言うだけでは、どんなことが出来るのかクライアントには正確に伝わりませんが、この動画は自分が作りましたと見本を見せることで自分が持っているスキルの証明を簡単に行う事ができます。
「自分には紹介する実績は無いよ」という方でも、自分の編集スキルが分かるような自己紹介動画を作成して、Youtubeアップロードしておくだけでも立派なポートフォリオになります。
重要なのは動画の内容ではなく、自分の編集スキルの証明なので他の動画製作者(Youtuberなど)の編集方法などを参考にしてまずは自分のポートフォリオを作成してみてください。


40歳は何かを学ぶのに遅くない!
2020年の日本人の平均寿命は、女性が87.74歳、男性が81.64歳です。
40歳はまだ人生の折返し地点にも到達していません。
動画編集に限らず、新しいスキルの習得に挑戦することは、経済的な豊かさだけではなく、脳の働きを活性化し健康寿命を伸ばすことにも繋がります。
ぜひ、興味がある方は40歳からの動画編集に挑戦してください。
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