ちょっとした空いた時間にあなたは何をしますか?
Netflixでドラマを観たり、ゲームをしたり、時間があるときにやれることはたくさんありますが、最近ではちょっとしたスキマ時間に「副業」でお金を稼ぐ方が増えています。
お金が必要な理由や稼ぎ方は人それぞれですが、本業がある中で、時間の制約が無く、スキルも身につくそんな都合の良い副業が「動画編集」です。
ネット上での動画サービスの盛り上がりを受けて、動画編集スキルを持った技術者は仕事に困らない状況です。
特別な資格や、道具が必要なく、パソコンと動画編集ソフトがあれば、場所を選ばず作業ができる「動画編集」について興味が湧いてきませんか?
動画編集者ってどんな仕事?
あなたは副業に何を求めますか?
- 場所を選ばずどこでも仕事ができる
- 本業や家事などのスキマ時間に作業ができる
- 特別な資格が必要ない
- 初期投資額が大きくない
- 仕事の内容が自分のスキルアップにつながること
多くの方が副業に求めることは、時間や場所を拘束されずに自由に働けることとそれなりの収入が得られることの二つです。
飲食店の店員やスーパーのレジ打ちなどの普通のアルバイトで考えると上の条件は実現不可能な感じがします。
ただし、動画編集ならばこれらの条件をすべて満たすことも難しくありません。
実際に多くの動画編集者が、特定の企業に所属しないフリーランサーとして自分のペースで仕事を受注して収益を上げています。
今の仕事に不満を持って、新しい仕事を探している転職者にとっても、動画編集は初期投資額が少なく、スキルを磨けば高収入も目指せるうってつけの仕事です。
アルバイトや副業としてだけではなく、本業として高収入も狙える動画編集の仕事について興味が湧いてきませんか?
動画編集者の人気は、高まっています
今の日本では、どんな会社に勤めていても倒産したり、クビになるリスクはあります。
いきなり無職になるリスクを抱えながら一つの仕事にこだわって働き続けるよりも、保険として新しいスキルを身につけて副業を始める人が増えています。
家事や介護で時間が取れない方も、ちょっとした時間でお金を稼ぐ方法があれば収入も安定するし、生活にもゆとりが生まれます。
とはいえ、いきなりプログラミングやデータサイエンスなどの高度な技術や知識が必要な副業を始めるには、スキルを取得するまでかなりの準備期間が必要となってしまいます。
手軽にできて時間的融通が聞く仕事として、「動画編集者」の人気が高まっています。
「動画編集なんてやったことがない」という方に、まずはどんな仕事なのか知ってもらうために動画編集を仕事にするための方法についてご説明します。

動画編集はこんな仕事です。
「動画編集」は、撮影した映像素材をパソコン上でつなぎ合わせたり、加工しながら一本の動画として完成させていく仕事です。
Youtube、テレビCM、プロモーションビデオ、SNSに掲載する広告動画、結婚式の紹介動画など動画編集者には様々な需要があります。

Youtubeでの動画編集の仕事例
動画編集者と聞いて、若い人たちは真っ先にYoutuberの編集代行を思い浮かべるかもしれません。
実際に、クラウドソーシングサイトには、Youtubeに投稿する動画の編集依頼の仕事がかなりの数登録されています。
動画編集代行の仕事には、主に時給制と出来高制の2種類がありますが、Youtuberなどの動画編集代行の殆どは出来高制となり、動画の長さやエフェクト処理などの編集の難しさによって違いはありますが、だいたいは一本3,000円~5,000円程度が相場になります。
トップYoutuberの場合は、Youtuberが所属している事務所で作業をすることが多いですが、自分で個人事務所を持っているYoutuberの場合は、動画編集を外部委託することがほとんどです。
編集作業の難易度が上がれば相場以上の収入になることも珍しくなく、月収が100万円を超えるような編集者もいます。
youtube向けの動画編集で収入を得る方法については、マナブチャンネルの動画「【超入門】YouTubeの動画編集で「月5万円」を稼ぐ方法【徹底解説】」の中で詳しく説明されているのでご紹介します。
どうやって学ぶ?動画編集技術はこうして学ぼう。
テレビ番組を作成するような高度な編集作業をいきなり始めることは初心者には無理ですが、動画編集の仕事の中には、初心者でも始められるような簡単な作業もあります。
簡単な仕事で経験を積んで、独学で徐々にスキルアップしていくことも可能です。
独学で学ぶ
動画編集を独学で学びたい方にとって、Youtubeは最も良い助けになります。
動画の編集は、動きがある作業なので、本やサイトで読んだだけでは必要な作業を理解するのは困難です。
まずは、初心者向けに動画編集のノウハウを紹介している動画を観て、細かい作業についてはソフトウエアのマニュアルを参考にするか、参考書を購入してみましょう。
ここでは、初心者向けに動画編集ソフトを使った編集作業の一連の流れについて紹介してくれている「かふたろう」さんと「一円太郎」さんの動画をご紹介します。
Youtube動画を参考にすれば、動画編集作業がどんなものか理解いただけると思いますが、プロとして仕事を受注して作業をしていくには、更に深く技術を学んでいく必要があります。
世界最大のオンライン学習プラットフォームの「Udemy」には、各分野のプロフェッショナルが作成した動画講座のファイルが多数登録されています。
動画編集者向けとしては、「Adobe premiere pro」を使った動画編集の講座から、テロップやエフェクトに特化した講座まで多数のオンラインコースを数千円で購入することができます。
スクールに通うほどでもないけど、「特殊効果について学んでみたい」など目的がハッキリしている場合は、Udemyを利用すると効率的に学習することが可能です。
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スクールで学ぶ
まったくの初心者で今まで動画編集に関わってこなかった方が、動画編集を初める場合は、独学では効率が悪く時間もかかるので、スクールで短期間で集中して学ぶことをお勧めします。
動画編集技術について教えているスクールでは、卒業後に動画編集の案件の紹介をしてくれたり、クラウドソーシングなどを利用した案件の受注の仕方についてもアドバイスを受けることができるので短期間で収入につながるスキルの習得が可能です。

動画編集については、仕事を覚えながら独学で知識を増やしていく方法も可能です。
クラウドソーシングサイトに登録されている仕事の中にも、初心者でも対応できる「テロップ」、「素材のカット」など単純作業が中心のものも多くあるため必ずスクールで学んでから始めないといけない仕事でもありません。
ただし、誰でもできるような作業は、報酬単価も安く、収入に繋げづらい面もあります。
副業としてフリーランスで仕事を受けていく方向けのオンラインスクールには、卒業後の案件獲得や、業務で不明な点について卒業後のサポートをしてくれるスクールもあります。
卒業後のサポートがあると、思い切って単価の高い仕事も受注しやすいですし、受注した仕事に関して対応ができずに途方にくれるようなトラブルも生じにくいので、サポートの面からも受講料が多少かかってもオンラインスクールで学ぶ価値は十分あると思います。
独学、スクールどちらで技術習得をするかはご自身の時間とお財布事情でご判断ください。

相談できる人が身近にいると独学でも安心だよね
◎動画編集を学ぶ場合のスクールと独学の違い
項目 | スクール | 独学 |
---|---|---|
わかりやすさ | ○ サポート体制がしっかりしている | △ 不明点は自分で調べる必要あり |
情報量 | ○ 体系的に学習、偏りが無い | △ 知識にムラが生じやすい |
持続性 | ○ サポート体制がしっかりしている | △ 自分でモチベーションを維持する |
費用 | ✗ 受講料が必要 | ○ 必要経費だけで良い |
収入に繋がりやすさ | ○ 卒業後の支援も充実 | △ 相談先はない |
動画編集者が使うソフトは?
動画編集ソフトには、フリーの物も含めてかなりの数が存在します。
さらに、ワープロや表計算ソフトとは異なり、ソフト特有の操作、機能、タイムライン管理などが多いため学ぶ前に「このソフトで動画編集をしていこう」とある程度決めておく必要があります。
オンラインスクールで選ぶ際にも、HPには「講座ではこのソフトを使います」と明記されていますので注意して確認してみてください。
当ブログで紹介する動画編集オンラインスクールについては、プロの使用者が多く、汎用性が高いAdobe Primere Proを使うスクールを主にご紹介しています。
Adobe Premiere Pro
プロの動画編集者で最も使用者が多いソフトは、Adobe Premiere Proになります。
他にも動画に特殊効果を追加する際に使用するAfterEffects、音声の編集にAudition、画像編集にPhotoshop、ロゴ作成にIllustrator、アニメーションの作成にAnimateなど映像作成、編集に関する全ての作業がAdobe商品だけで完結させることが可能です。
現在、AdobeはAdobe Premiere Proの買切り版の販売を廃止しているので、製品はサブスクリプション契約をすることで使用することができます。
動画編集に使用するソフトウエアのみを単体で契約することもできますが、仕事で動画編集を行う場合、AffterEffectsやPhotoShopなどのPremiere以外のAdobe製品を併用することが多いので、すべてのソフトウエアのライセンスをまとめた「Adobe CCコンプリートプラン」が最もおすすめのプランになります。
Adobe CCプランの唯一の欠点が、使用料が高額なことで、個人利用の場合、年間72,322円の使用料がかかってしまいます。
プロが使用するツールで有るためある程度高額なのは仕方がありませんが、副業として収入が確定していないうちから高額な使用料を支払うのはなかなか勇気が入りますよね。
そこで、お得なのが学割購入です。
学生の場合は、学割価格で年間26,136円で使用することができます。
学生ではない方でも、Adobeスクールパートナー認定を受けているスクール経由で契約することで学割料金に近い価格で利用することが可能です。


自分で契約しなくてもスクールによってはAdobe CCの3ヶ月利用権がついている場合がありますので、Adobe製品を使った動画編集をしたい方はそういったスクールを選択するとお得に学ぶことが可能です。
大手のスクールでは、「TechAcademy(テックアカデミー)」で、Adobe CCの無料利用券がついていますので、まだ収入がないスクーリングの時期はソフトウエアの利用料金免除で学ぶことが可能です。


final cut pro X
Final Cut Pro Xは、Apple社によって開発された動画編集ソフトです。(Mac専用のソフトのため、Windowsを搭載したPCで使うことはできません。)
Apple社が開発しているだけあって初心者でも使いやすく、Macユーザーの人気が高いソフトウエアです。
動画編集を日常的に行なっているYoutuberの間での人気も高く、「はじめしゃちょー」、「Hikakin TV」、「東海オンエア」などのトップYoutuberも動画編集で使用しています。
Final Cut Pro Xは、買い切り型のソフトなので、36,800円で使用することができ、Adobe製品と比較してかなりリーズナブルです。
しかし、画像、映像編集でプロに長いこと指示されてきたAdobe製品と比べプロの動画編集者の使用者が少なく、他のソフトウエアと連携した特殊効果やアニメーションなど高度な映像制作、編集作業にもあまり向いていません。
プラットフォームがMacのみというのも、利用者を選ぶ一因となっています(Adobe製品はMac、Windows両対応)。
今後、仕事として長く動画編集をしていきたい場合は、Adobe製品の使用をお勧めします。



スクールで使用するのは、ほとんどAdobe製品みたい
動画編集の手順
動画編集に必要なもの
動画編集には、パソコン、編集ソフト、編集する動画の3点が必要となります。
スマホで動画編集をしたいという方もいますが、趣味ではなく仕事として動画編集をしたい場合は、作業効率や編集後の動画のクオリティを考えると、やはりPCを使う必要があります。
ここでは、動画編集の全体的な流れを説明します。
動画素材の取り込み
最初の手順として準備した画像素材やSE素材などすべての素材をPCに取り込みます。


動画素材の調整
取り込んだ映像素材の明るさや色合いの調整をします。
音量のチェックも合わせて行います。
特にアマチュアが撮影した動画では、声が小さいなどのトラブルが起きやすいので、聞き取りやすい適度な音量になるように調整しておきます。
合わせて、動画素材の無言部分や、本編に関係ない不必要なシーンをカットします。
素材のカットは、動画編集の中で最も重要な作業です。
クラウドソーシングサイトなどには、「一定の基準に合わせて動画素材をカットしていく作業」だけの案件なども登録されています。
動画素材を編集ソフト上でタイムラインに配置
動画素材を編集ソフト上のタイムラインに配置して、一連の動画にしていきます。
このときに、動画似合うようにセリフなどのテロップを入れていきます。
手間がかかる作業ですが、テロップが入っているかいないかで、編集後の動画に対する視聴者の理解度は劇的に向上します。


エフェクト、CG、BGM、効果音の配置
テロップをれるだけで画像やエフェクトを入れない場合もありますが、必要な場合は適切なエフェクト、CG、BGM、効果音を配置します。
CGやBGMを使用する場合は、著作権に配慮する必要があります。
最終確認、動画書き出し
編集後の動画の最終チェックを行った後に、MP4などのYoutubeにアップロードできる動画形式で動画ファイルを書き出して、クライアントに納品します。



数分の動画を作るだけでも、すごく時間がかかるんだね
動画編集を仕事にするには
アルバイトとして仕事を始める
動画編集として仕事を始めるにはいくつかのパターンがありますが、お金をかけずにスキルを習得する方法としては、アルバイト情報サイトなどで動画編集のアルバイト・ハートなどの仕事を探して、実際に作業をしながら経験を積んでいく方法です。
簡単な動画のカットや字幕入れから作業を始めることでお金をもらいながら動画編集の仕事を始める事ができます。
ただし単純な作業では時給は安く、採用も経験者が優遇されることが多いので希望する条件で仕事を探すまでに時間がかかるかもしれません。
indeedなどの求人サイトでも、動画編集のアルバイトは多数登録されています。
フリーランスとして仕事を受注する
動画編集者となるために、スキルを先に身につけてフリーランスとして仕事を受注していく方法もあります。
フリーランスと聞くと難しいイメージがありますが、ランサーズ、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトを利用すれば、自宅にいながら仕事を探して受注することが可能です。
動画編集の仕事の中には、テロップやカット作業などの単純作業もあるので、自分の実力にあった仕事から始めていくことも可能です。
ただし、個人事業主になる以上、すべての責任を自分が取ることになります。確定申告などの手続きも自分で行う必要があるので、注意が必要です。



自分のスキルに合わせて頑張りましょう
あなたが動画編集者として成功するためのステップ
インターネットで使用する動画のクオリティはどんどん向上していますが、動画編集には、高度なスキルが必要ない作業もたくさんあります。
どんどん自分のスキルを磨いて高単価な仕事を受けていきたい場合は、一定のレベルまでオンラインスクールで動画編集について学んだ後は、CG、エフェクト、音効などの技術についても徐々に学んで向上させていきましょう。
\動画編集で収益を上げていく流れ/
独学・スクールで動画編集について学ぶ → 自分で動画を作成してみる → 「案件を受ける ⇄ 新しいスキルを学ぶ」
動画編集で副業を始めるために最初から完璧なスキルを身につけている必要はありません。
クラウドソーシングサイト等で、今自分の能力でできる仕事を探して、単価の安い簡単な仕事から地道にスキルアップを図っていく方が現実的なので、スクール等でスキルを学んだ後は、とりあえず案件にトライしてみることをおすすめします。
高いスキルを持った動画編集者の需要は年々高まっています。
Webデザイナーや、プログラマーと違い、まだ動画編集者の数も多くありません。
今後、あなたが動画編集者として仕事をしていく余地はまだまだあります。
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